（5076）インフロニア・ホールディングスが、アクセンチュアと共同で新会社「インフロニア ストラテジー＆イノベーション」を設立し、自治体のインフラ管理を支援する事業を開始する。新会社は2025年4月1日に設立予定で、出資比率はインフロニアHDが81％、アクセンチュアが19％だ。従業員数は約100名を予定している。

この事業では、自治体が管理する道路や水道などのインフラデータを人工知能（AI）で解析し、運用効率を高めるサービスを提供する。具体的には、老朽化したインフラの更新計画を効率的に策定したり、維持管理にかかるコストや手間を削減したりする支援が中心だ。

インフラの老朽化が進む日本では、こうした課題が深刻化しており、自治体単独での対応が難しくなっている。そこにAIを活用したデータ解析を導入することで、迅速かつ的確な意思決定を後押しする狙いがある。

インフロニアHDは、前田建設工業などを傘下に持つ総合インフラサービス企業だ。これまで建設事業やコンセッション事業で培った知見を活かし、インフラ運営の分野で強みを発揮してきた。一方、アクセンチュアはデジタル技術やAI、クラウドを駆使したコンサルティングで世界的に知られる。

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