第3四半期連結累計期間（2024年4月1日～12月31日）の業績は、売上高が7,406億円（前年同期比0.7%増）、営業利益が252億円（同22.9%増）、経常利益が244億円（同2.2%増）、親会社株主に帰属する四半期純利益が99億円（前年同期は203億円の純損失）となった。

円安による押し上げ効果に加え、コンポーネント事業が好調だった。特にモバイル市場向け製品の需要が拡大し、民生市場向け製品やゲーム機器向けの電子部品も伸びた。一方、モジュール・システム事業は、主要顧客である日本・北米・欧州の自動車メーカー向けの低迷が続いた。

2025年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。売上高は9,800億円（前回予想比1.0%増）、営業利益は280億円（同12.0%増）、経常利益は240億円（同4.3%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は320億円（同60.0%増）を見込んでいる。

円安による押し上げ効果に加え、コンポーネント事業におけるモバイル市場向け製品が想定以上に好調に推移する見通しとなった。一方で、モジュール・システム事業における主要顧客の新車販売の苦戦長期化を織り込んだ。

https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=6770