（META）メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグCEOが、生成AI関連事業の強化に向けた大規模投資計画を発表した。2025年に最大約650億ドル（約10兆円）を投じる方針だ。

この巨額投資は、主に巨大データセンターの建設とAI開発人材の増強に充てられる。ザッカーバーグCEOは自身のフェイスブック投稿で「今年はAIにとって決定的な年になる」と強調し、建設中のデータセンターについて「マンハッタンの大部分を覆う規模」と説明した。

投資計画の目的について、ザッカーバーグCEOは「今後数年間で中核製品と事業を推進し、歴史的なイノベーションを実現する」と述べている。米ウォールストリート・ジャーナル紙の報道によると、メタは2024年に6つのデータセンターの建設に着工する予定だ。

この大規模投資は、メタが生成AI分野での競争力強化を急ぐ姿勢の表れと見られる。グーグルやマイクロソフトなど、ライバル企業もAI開発に巨額の投資を行っており、テクノロジー業界での覇権争いが一層激化する可能性がある。メタの今回の投資計画は、将来的な成長戦略において生成AIが中心的な役割を果たすことを示唆している。