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    ホンダと日産の経営統合、S&Pが信用力への影響を分析
    S&Pグローバル・レーティングは、仮にホンダ(A-/安定的/A-2)と日産自動車(BB+/安定的/B)の経営統合が実現した場合、両社の信用力に大きな影響を及ぼす可能性があると指摘した。

    ・日産へのポジティブ影響
    S&Pは、経営統合が日産にポジティブな影響をもたらすとみている。日産の業績は悪化が続いているが、ホンダはハイブリッド車や二輪事業で安定した収益基盤を持つ。このため、統合後の2025年3月期のグループEBITDAマージン(償却前営業利益率)は6~7%に向上する見込みで、日産単体の2%未満からの大幅な改善が予想される。

    財務面でも、ホンダのネットキャッシュ・ポジション(3.4兆円以上)は日産の2倍以上に達しており、統合後の財務基盤の強化が期待される。

    ・ホンダへのネガティブ影響
    一方で、統合がホンダに与える影響はネガティブだとS&Pは分析している。日産は中国や北米市場での販売不振や過剰な生産能力の問題を抱えており、収益性が低迷している。統合後のグループEBITDAマージンは6~7%に低下し、ホンダ単体の10%以上からの減少が見込まれる。また、日産の収益の変動性の高さもホンダの信用力を下押しする要因となる。

株式情報更新 (12月19日)


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