ムーディーズ・ジャパンは、(6752)パナソニックホールディングスの発行体格付けおよびシニア無担保債務格付け「Baa1」を据え置いた一方、格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。
ムーディーズは、パナソニックHDの幅広い製品群による収益基盤の安定性と、景気変動に対する耐性を高く評価している。また、多額の手元現金と低めの財務レバレッジにより、同社は健全な財務体質を維持している。
一方で、収益性の向上には課題も残る。特に、
自動車関連事業など利益率の低い分野の合理化を進めつつ、電気
自動車(EV)向け電池など成長分野への投資を加速することが求められる。