スウェーデンのフィンテック大手クラーナが13日、米国市場への上場を発表した。時価総額は150億～200億ドル（2.3兆～3.1兆円）規模になる見通しだ。クラーナはソフトバンクグループのビジョン・ファンドが2021年に出資しており、BNPL（後払い決済）サービスを展開している。

ソフトバンクグループは、AI時代に備えた投資戦略を強化している。2024年9月には、OpenAIに5億ドル（約770億円）を投資し、AI関連企業への出資を拡大した。ネットアセットバリュー(NAV)が29兆円、手元流動性が3.8兆円と、健全性を維持しつつ今後の大型投資に備えている。AI投資を成長戦略の柱の一つと位置付けている。