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    TSMCの10-12月期の売上高が一転増収も
    TSMCの2024年10月の連結売上高は約3,142億4,000万台湾ドルとなり、前月比24.8%増、前年同月比29.2%増と大幅な伸びを記録した。さらに、2024年1月から10月までの累計売上高は2兆3,400億9,000万台湾ドルに達し、前年同期比で31.5%増加した。

    この好調な業績の背景には、スマートフォンやAI関連の半導体需要の急増があると見られる。特に、TSMCが得意とする3ナノメートルや5ナノメートルの最先端プロセス技術への需要が旺盛だ。

    TSMCは先日発表した2024年第3四半期決算でも、純利益が前年同期比54.2%増の3,252億6,000万台湾ドルと過去最高を記録しており、好調な業績が続いている。

    主な要因は、主要顧客であるアップルとエヌビディアからの需要増加だ。アップルは9月にiPhone、11月にMacBookの新製品を発売し、いずれもTSMCの最先端3nm半導体を搭載している7。エヌビディアなどが手掛ける生成AI向け半導体の需要も大幅増収に貢献したとみられる。

    TSMCの顧客の約7割を米国のIT大手が占めており、これらの企業からの強い需要が業績を押し上げている。特にAI関連企業からの需要が、スマートフォンやノートPCなど他の分野での不振を補う形となった。

    10月中旬の時点では、TSMCは10-12月期の売上高が前年同期比で減少すると予想していた、増収の可能性も出てきた。

株式情報更新 (11月14日)


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