注目銘柄

    決算サマリー:キリンホールディングス、帝人、ローム、テルモの4社が2025年3月期の業績予想を修正した
    キリンHD:子会社化に伴う損失計上で減益
    キリンHDは税引前利益以下の利益を下方修正した。これはファンケルの連結子会社化に伴い、段階取得に係る差損として約183億円を計上することになったためだ。ただし、配当予想に変更はないとしている。

    帝人:複合成形材料事業で巨額減損
    帝人は営業利益を800億円の赤字に下方修正した。北米子会社の固定資産に係る減損損失574億円を計上することが主因だ。一方で、事業利益は280億円に上方修正。繊維・製品事業や電池部材・メンブレン部門が好調だったことが寄与した。

    ローム:半導体需要低迷で赤字転落
    ロームは2025年3月期の業績予想を大幅に下方修正し、150億円の営業損失を見込んでいる。自動車向け半導体の需要低迷や、産業機器市場での在庫調整長期化が影響している。下期も生産調整を継続する方針だ。

    テルモ:好調な業績を反映し上方修正
    テルモは2025年3月期の業績予想を上方修正した。売上収益は1兆100億円、調整後営業利益は2,000億円を見込んでいる。全社的に好調な業績に加え、円安の影響も寄与している。

株式情報更新 (11月21日)


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