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2024/11/1 13:45
(4188) 三菱ケミカルグループ コア営業利益を前回予想から16%増の2,900億円に上方修正
三菱ケミカルグループの2025年3月期第2四半期決算が発表された。売上収益は前年同期比4.3%増の2兆2,421億円、コア営業利益は44.2%増の1,724億円となった。業績好調の要因として、ファーマセグメントでのALS治療薬ラジカヴァ経口剤の販売伸長、MMA&デリバティブズセグメントでの市況改善、スペシャリティマテリアルズセグメントでのディスプレイ関連需要の好調が挙げられる。
一方で、親会社の所有者に帰属する中間利益は39.1%減の409億円となった。これは非経常項目において構造改革関連費用を計上したことなどが影響している。
通期業績予想は、コア営業利益を前回予想から16%増の2,900億円に上方修正した。ただし、下期は上期好調だったディスプレイ関連需要の反動減や、半導体関連の需要回復遅れ、炭素繊維の競争激化などにより、一部セグメントで期初予想を下回る見通しだ。
親会社の所有者に帰属する当期利益予想は520億円で据え置いた。これは下期に複数の事業構造改革案件を検討しており、非経常損失の計上が想定されるためだ。配当予想については、期末配当金を16円、年間配当金を32円とする予定。
三菱ケミカルグループは、上期の好調な業績を受けて通期見通しを上方修正したものの、下期の不透明感も示唆している。
一方で、親会社の所有者に帰属する中間利益は39.1%減の409億円となった。これは非経常項目において構造改革関連費用を計上したことなどが影響している。
通期業績予想は、コア営業利益を前回予想から16%増の2,900億円に上方修正した。ただし、下期は上期好調だったディスプレイ関連需要の反動減や、半導体関連の需要回復遅れ、炭素繊維の競争激化などにより、一部セグメントで期初予想を下回る見通しだ。
親会社の所有者に帰属する当期利益予想は520億円で据え置いた。これは下期に複数の事業構造改革案件を検討しており、非経常損失の計上が想定されるためだ。配当予想については、期末配当金を16円、年間配当金を32円とする予定。
三菱ケミカルグループは、上期の好調な業績を受けて通期見通しを上方修正したものの、下期の不透明感も示唆している。