HOYAが2025年3月期第2四半期決算と自社株買いを発表した。
業績面では、売上収益が前年同期比15.5%増の4,284億円、税引前利益が10.7%増の1,270億円となった。情報・通信事業が好調で、ライフケア事業も回復基調にある。

セグメント別では、ライフケア事業の売上収益が4.5%増の2,712億円。メガネレンズやコンタクトレンズが伸びた。情報・通信事業は42.0%増の1,552億円と大幅増収。半導体用マスクブランクスやハードディスク用ガラス基板が好調だった。

通期の売上収益予想は前回予想を据え置き、13.3%増の8,640億円を見込んでいる。また、自社株買いについて、取得株数の上限を300万株、取得価額の上限を500億円とする新たな計画を発表した。取得期間は2024年11月1日から2025年1月22日まで

住友商事の中間利益(親会社の所有者に帰属)は前年同期比10.9%減の2,540億円となった。売上総利益は前年同期比6.9%増の6,839億円と増加したものの、販売費及び一般管理費の増加や持分法による投資損益の減少などが響いた。セグメント別では、エネルギートランスフォーメーション部門が好調だった一方、自動車部門やメディア・デジタル部門が減益となった。

アイシンの中間利益(親会社の所有者に帰属)は前年同期比88.4%減の81億円と大幅減益となった。売上収益は前年同期比4.2%減の2兆3,525億円だった。中国や欧州向けのパワートレインユニット販売台数減少が響いた。営業利益も前年同期比38.1%減の561億円となり、売上減少や人材・将来への投資負担増が要因だった。