岩谷産業は、国内で千葉、大阪、山口の3カ所に液化水素の製造拠点を構えている。新たに2拠点を設けて生産能力は約2倍の年間2.4億ノルマル立方メートルに倍増する。2027年までに約500億円を投じ、川崎市と愛知県豊田市に液化水素の製造拠点を新設する。
川崎市の工場は、京浜臨海工業地帯に立地し、既存の液化
水素製造拠点である「ハイドロエッジ」と隣接する。豊田市の工場は、トヨタ自動車の関連施設近くに立地し、
FCVの普及に向けた需要に対応する。
水素燃料は
二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーとして注目を集めており、
燃料電池自動車(
FCV)やバス、フォークリフトなどの動力源として活用が広がっている。