大日本印刷は、ラピダス向けに回路形成に使う原版「
フォトマスク」を2027年度に国内で量産する。2ナノ品向けの
フォトマスクで、
半導体の基板であるシリコンウエハーに回路を形成する露光工程で使う。
24年度中に
フォトマスクに微細な回路の形状を描く専用装置を導入し、総額500億円規模を投じるとみられる。
大日本印刷は、
半導体製造の最先端プロセスに適用されるEUV(極端紫外線)リソグラフィに対応した、3ナノプロセス相当の
フォトマスク製造プロセスを開発している。EUVリソグラフィ向け
フォトマスクの製造で世界トップクラスのシェアを有している。