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2024/2/2 08:28
(2413) エムスリー TOB価格の引き上げに否定的、通期業績にも未達懸念
第3四半期にあたる4-12月期決算では、売上が2.3%増の1791億円、営業利益が6.4%減の549億円、純利益が6.8%減の366億円となった。国内医師の9割が登録する情報サイト運営などの「メディカルプラットフォーム」事業の収益が2%増えたが、新型コロナウイルス感染症関連の治験プロジェクトなどが減少し、2年連続の減益となった。
3月通期売上は8.3%増の2500億円、営業利益は4.2%増の750億円、純利益は2.0%増の500億円を据え置いたが、決算説明会で「通期計画の達成は簡単ではない」と表明したことで、失望売りとなっている。
福利厚生代行大手のベネフィット・ワンへのTOBは、1株1600円で取得する計画だが、第一生命が1株2123円で対抗TOBを提案しており、買い付け期間をは2月15日までとしているが、「経済合理性を確認し、どんなお金を払っても取るというつもりはない」としており、TOB価格の引き上げに否定的なことも、悪材料となった。買収に必要な約1400億円のうち最大900億円を借り入れで賄うため、引き上げは困難と見られる。
野村證券は、投資評価「買い」を継続したものの、目標株価は4900円から4000円に引き下げた。これでも最上位の格付けで、年末以降目標株価引き下げが相次いでおり、2700円から3000円に集中している。
3月通期売上は8.3%増の2500億円、営業利益は4.2%増の750億円、純利益は2.0%増の500億円を据え置いたが、決算説明会で「通期計画の達成は簡単ではない」と表明したことで、失望売りとなっている。
福利厚生代行大手のベネフィット・ワンへのTOBは、1株1600円で取得する計画だが、第一生命が1株2123円で対抗TOBを提案しており、買い付け期間をは2月15日までとしているが、「経済合理性を確認し、どんなお金を払っても取るというつもりはない」としており、TOB価格の引き上げに否定的なことも、悪材料となった。買収に必要な約1400億円のうち最大900億円を借り入れで賄うため、引き上げは困難と見られる。
野村證券は、投資評価「買い」を継続したものの、目標株価は4900円から4000円に引き下げた。これでも最上位の格付けで、年末以降目標株価引き下げが相次いでおり、2700円から3000円に集中している。