11月・5月決算の高配当利回り銘柄で注目したが、1500円までの窓埋めを完了し、一目均衡表も三役好転となってきた。携帯電話営業支援、店頭販売員など派遣業務やモバイル、建設、物流など向けの人材サービス。保育園や学童などの保育事業。介護事業も展開している。週足ベースの下方トレンドラインを上方ブレイクしており、相場反転の継続が期待される。人材サービスを手掛けるライクスタッフィングが実施している建設業界へのリスキリングが注目される。


（子育て支援サービス事業）
政府は、2023年6月には「こども未来戦略方針」を策定、今後３年間で子育て支援を拡充する。子会社であるライクキッズは民設の認可保育園開設だけでなく、自治体が開設した保育園の運営受託、不動産開発事業者による大規模開発案件での新規保育園開設、病院・企業・大学等が設置する企業主導型保育等の事業所内保育施設の運営受託、自治体からの学童クラブ・児童館の運営受託等、あらゆる側面から保育の受け皿整備に尽力する。


（総合人材サービス事業）
キャリアショップの減少等から一次代理店における人材派遣需要は減少した。物流業界は、ECマーケットの拡大に対応するため、全国で次々と大型物流施設が稼働開始しており、旺盛な人材需要に応えることで売上が伸長した。人材不足が深刻さを増している保育・介護業界に対しては、ライクキッズ株式会社・ライクケア株式会社で施設運営を行っているノウハウを採用力に繋げ、人材の派遣・紹介を強化している。