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2023/5/11 10:26
TOYO TIREは、富山大学との共同研究で、二酸化炭素から高収率でブタジエンへ変換する触媒を開発し、タイヤの主原料であるブタジエンゴムの合成に成功した。自動車タイヤの原材料は、天然ゴム以外の約4割を占める合成ゴムのうち、石油由来原料であるブタジエン系ゴムはその約3割を占めている。タイヤ業界では石油以外の天然由来の代替原料によってブタジエンゴムの実現と活用を模索する動きが活発化している。二酸化炭素と水素を効率よく反応させる安価な触媒を新たに開発し、二酸化炭素排出量の約19%を削減できる。
量産化に向けた触媒システムの開発を進め、2020年代末までにその実用化をめざす。TOYO TIREは、2030年時点で製品開発におけるサステナブル素材使用率を40%とする目標を掲げている。水素価格次第だが、既存のタイヤ価格を下回る可能性がある。
量産化に向けた触媒システムの開発を進め、2020年代末までにその実用化をめざす。TOYO TIREは、2030年時点で製品開発におけるサステナブル素材使用率を40%とする目標を掲げている。水素価格次第だが、既存のタイヤ価格を下回る可能性がある。