日本電産は、クリーンな次世代バッテリーセルの開発会社の欧フレイヤーバッテリーと、合弁会社「ニデックエナジー」を設立する。出資比率は日本電産が66.7％、フレイヤーが33.3％。フレイヤーは２４Ｍから半固体リチウムイオン電池セルのライセンスを得ており、合弁会社は2025年に量産を開始し、2027年から年間8ギガワット以上のバッテリーモジュールとパックを製造し、2030年には年間12ギガワットまで量産拡大させる。

２４Ｍはマサチューセッツ工科大学発の企業で、電極部材に電解液を練り込むことで半固形化した発火リスクの低い半固体リチウムイオン電池を開発している。製造コストを最大40％削減できる。住宅用蓄電システム向けの数百メガワット規模での生産能力を実証済みで、富士フイルム ＨＤなどもライセンスを供与されている。