2024年度に売上高1400億円、営業利益100億円、GVA黒字化、ROE6.3％以上の達成を目指す中期経営計画を策定した。次世代型リチウムイオン電池用フィルム等機能フィルムの事業化を目指し、半導体や医療用部材の事業を拡大する。メディカル部門では、国産初のシート状吸収性癒着防止材「テナリーフ」などを開発してきたが、メディカル事業が成長を牽引する事業と見据え、3年間で332億円を投資する。

完全子会社であるメディカルユーアンドエイ及びグンゼメディカルジャパンを統合し、グンゼメディカルとして発足させ、メディカル事業の組織再編を検討する。グンゼは、電子部品事業部のフィルム部門をダイセルに譲渡することを決めており、メディカル事業を軸に事業構造の最適化を推進する。