ファーストリテイリングの2022年8月期第1四半期(9-11月)の営業利益は5.6％増の1194億円となった。通期は8.4％増の2700億円を計画しており、進捗率は44.2％となっている。日本や中国、ジーユーは減益も、東南アジアや豪州、北米、欧州などが好調に推移した。

セグメント別では、国内ユニクロ事業の営業利益は18.8％減の487億円。前年の在宅需要の反動や気温が高く秋冬商品の販売に苦戦した。

海外ユニクロ事業の営業利益は44.6％増の599億円。東南アジア・オーストラリア・インドや北米、欧州が好調に推移した。一方、中国大陸は新型コロナで厳しい規制が継続的に実施され、大幅な減益となった。

ジーユー事業の営業利益は34.5％減の89億円。気温が高く秋冬商品の販売苦戦や生産・物流遅延の影響も受け減益となった。

ファーストリテイリングの株価は1.92％安の59140円で推移している。