三菱マテリアルは、アルミ事業子会社の三菱アルミニウムとユニバーサル製缶を米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントに600億円で売却する。売却に伴い2022年1～3月期に特別損失290億円を計上するが、通期業績予想には織り込み済み。三菱マテリアルは中期経営戦略で事業ポートフォリオの最適化を進めており、他の事業とのシナジーが見出しにくいアルミ事業を手放す。ユニ缶社の子会社１社、三菱アルミ社の子会社６社も連結対象から外れる。

飲料缶向けのアルミ缶や自動車向けに供給してきたが、事業規模は国内4位で、収益性は銅加工よりも低いため、投資余力も小さかった。