メルカリは、「メルカリ」で売れた商品を「らくらくメルカリ便」で非対面発送できる無人投函ボックスを全国展開している。コンビニやドコモショップ中心に展開しており、現在の全国約1000カ所から2024年までに8000カ所に増やす方針を打ち出している。新たにみずほ銀行と提携し、みずほ銀行の店舗やＡＴＭの拠点に設置することとなった。まずは実験的な設置だが、みずほ銀行は全国2000カ所に拠点があり、ＡＴＭ離れで空きスペースも増えている。

みずほ銀行にとっては若年層が多いメルカリの顧客基盤は魅力で、資産形成などの金融サービスを提供することも検討するようだ。メルカリは流通総額が拡大しており、年間宅配便取り扱い数の5－10％を占めるまでに拡大している。効率的な物流網を自社独自に構築し、子会社「メルロジ」も設立している。