太陽誘電は2022年3月期の経常利益を545億円から640億円と17.4％上方修正した。第3四半期以降も在宅勤務や家庭学習の増加、5Gスマホを中心とした通信機器の高性能化、自動車、情報インフラでの電子化・電装化などから需要が想定以上で推移することを見込み増益となる見通し。年間配当も60円から80円に増配する。

また、2022年3月期第2四半期(4-9月)の経常利益は81.2％増の346億円となった。自動車向けなどを中心に需要が拡大した。

製品別売上高は、積層セラミックコンデンサなどのコンデンサは21.2％増の1122億円、インダクタは28.8％増の242億円、モバイル通信用デバイスなどの複合デバイスは21.2％増の259億円となった。

太陽誘電の株価は1.69％安の5800円で推移している。