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    決算 2021/11/2 17:01
    (4902) コニカミノルタ 通期営業利益を66.7%下方修正 半導体不足やトナー工場事故などが影響
    コニカミノルタは2022年3月期の営業利益を360億円から120億円と66.7%下方修正した。半導体不足の影響で下期の顧客への製品供給が実需の7割に留まることやトナー工場の爆発事故でトナー生産量の回復まで実需の75%にとどまることなどが影響する。

    また、2022年3月期第2四半期(4-9月)の営業利益は▲15億円となった(前年は▲278億円)。半導体不足や米国での新型コロナ再拡大、7月と8月に発生したトナー工場の爆発事故などが影響した。

    主なセグメント別では、カラー機などのデジタルワークブレイス事業の営業利益は▲43億円(前年は▲93億円)。半導体不足や港湾混雑による輸送期間の長期化の影響で減少した。

    産業印刷ユニットなどのプロフェッショナルプリント事業の営業利益は14億円(前年は▲87億円)。プロダクションプリントユニットはトナー工場の爆発事故で供給不足が生じた。産業印刷ユニットは印刷需要の回復が寄与した。

    インダストリー事業の営業利益は186.2%増の144億円。センシング分野では光源色向けや物体色向け計測器などの受注が好調。材料・コンポーネント分野ではテレビ向け位相差フィルムやスマートフォン用薄膜フィルムなどが増加した。

    コニカミノルタの株価は1.7%安の560円で推移している。

株式情報更新 (11月23日)


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