旭化成と奈良県立医科大学は、波長226ナノメートルの深紫外線
発光ダイオード(LED)が、新型
コロナウイルスを不活化し、人体への影響も少ないことを確認した。従来の水銀ランプ(波長254ナノメートル)やUVC
LED(波長260-280ナノメートル)では人体細胞への影響が懸念されるため、人体へ直接照射することは避けられてきた。旭化成はUVC
LEDを既に事業化しているが、さらなる短波長化を進めていた。新型
コロナウイルスは、226~270ナノメートルのいずれにおいてもUVC
LED光を6秒程度照射することで、99.9%まで不活化されることを確認した。