デンカが東大と商用製剤生産技術の開発を進めてきたがん治療用ウイルスG47Δ製剤「デリタクト」について、
再生医療品として第一三共が製造販売承認を取得した。「デリタクト」は、悪性度が高い悪性神経膠腫を対象として世界で初めて承認されたがん治療用ウイルス製剤で生産はデンカに委託する。先駆け審査指定品目で、希少疾病用
再生医療等製品とされていた。正常な細胞は攻撃しないため副作用が少ないとされている。デリタクトは、条件及び期限付き承認で、7年間に有効性と安全性を評価するためのデータを収集し、改めて
承認申請して審査することが求められる。