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    注目銘柄 2021/3/31 07:53
    (6723) ルネサスエレクトロニクス 那珂工場の火災 復旧への見通しと業績への影響
    ルネサスエレクトロニクスは、2021年3月30日、那珂工場のN3棟の一部工程で発生した火災に関する説明会を開催した。

    N3棟で生産中だった仕掛品は4分の3程度が無事で生産継続が可能。製造装置の確認は全体の90%強が完了し、焼損装置が11台、火災の影響を受けた装置が12第で計23台が影響を受けた。23台の製造装置のうち、11台は4月中に調達できる見通し。

    現在は、クリーンルームの普及を急いでおり、4月中頃の普及を予定。火災発生から1か月以内の生産再開を目指す。代表的な生産製品の事例では、4月末までに必要となる製造装置の調達を完了した場合、火災発生から60日後にN3棟の1階に残存した仕掛品から出荷を開始。約90日後に2階に残存した仕掛品の出荷を開始し、100日前後で火災発生前の製品出荷量の100%に達する見込みとしている。

    代替生産では、N3棟生産品のうち、約3分の2が技術的には内製・外部での代替生産が可能で、仮にN3棟の生産量の1.5か月分を代替生産する場合は、外部は100%、内製は82%。2か月分を代替生産する場合は、外部は90%、内製は73%を生産できる見込みとしている。

    業績への影響では、売上高で1か月あたり約130億円の影響があり、火災や最終製品への影響を考慮に入れると、生産能力が100%に回復するまでに1.5か月かかった場合は約175億円、2か月の場合は約240億円の影響となる見込み。また、売上高減少による利益の減少、在庫滅却、固定資産減損、修繕費、製造装置の調達費用なども発生する見通しとしている。

株式情報更新 (11月23日)


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