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    特集 2021/3/8 14:34
    (6366) 千代田化工建設 再生可能エネルギー関連の材料に期待
    千代田化工建設は、LNG分野の大型プラント建設をコア事業として展開する。経常利益は2017年は▲101億円、2018年は米国のキャメロンLNGプロジェクトで想定外のコスト増を招き、▲1929億円と大幅赤字となった。2019年7月に稼働させた「戦略・リスク統合本部」の下、プロジェクトの受注前から完工までの一貫したリスク管理体制の整備や三菱商事を割当先とする700億円の増資でプロジェクト遂行管理能力と財務基盤を強化。2019年は186億円と黒字転換。2020年度は新型コロナの影響で51.7%減の90億円を計画する。

    業績面からの株価上昇にはもう少し利益の増加が欲しい一方、再生可能エネルギー関連では、世界最大規模の蓄電池システムの建設や複数のメガソーラーの建設、木質ペレットを燃料とする国内最大級のバイオマス発電所建設プロジェクトを遂行するとともに、今後大きなマーケットが予想される洋上風力発電分野への参入も検討している。また、2020年12月には水素サプライチェーンの実証プロジェクトでSPERA水素技術の商業規模へのスケールアップが可能であることも実証した。

    炭素に向けた材料が豊富で、再生可能エネルギー関連の材料に期待したい。

株式情報更新 (11月23日)


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