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2021/1/25 10:21
(5019) 出光興産 全固体電池向けの固体電解質の量産に向けて、安定した供給体制を構築
全個体電池では当面安定的な酸化物系電解質が主流だが、EVの普及に伴って硫化物系電解質が主流となり、トヨタが開発中の全個体電池も硫化物系と見られている。出光興産は2020年2月18日、全固体電池向けの固体電解質の量産に向けて、実証用の生産設備を建設すると発表している。高純度の硫化リチウム製造法を確立しており、硫化リチウムを原料とする硫化物系固体電解質の特許も複数保有しており、原料から一貫生産できる安定した供給体制を構築する。
千葉事業所に設備を導入し、21年4月~6月の稼働を計画している。出光興産は急速なEVシフトで、2030年の石油需要は3割減、2040年には半減とのシナリオを立てている。エネルギー構造の変化で、EV素材などの高機能材で2030年の営業利益30%を目標としている。資産売却も含めて22年度までに1兆円のキャッシュを確保し、M&Aを含め6300億円を投資に回す。
短期的な業績は底打ちしそうで、株価も戻り歩調となっているが、エネルギー構造が根本的に変化する中で、EVを中心とした成長戦略を立てており、固体電解質や潤滑油の開発が骨子となっている。株価は戻り歩調と言っても、この一年で見れば鰻の寝床で横ばいとなっている。企業構造の変化に期待するなら、中長期の買いゾーンといえる
千葉事業所に設備を導入し、21年4月~6月の稼働を計画している。出光興産は急速なEVシフトで、2030年の石油需要は3割減、2040年には半減とのシナリオを立てている。エネルギー構造の変化で、EV素材などの高機能材で2030年の営業利益30%を目標としている。資産売却も含めて22年度までに1兆円のキャッシュを確保し、M&Aを含め6300億円を投資に回す。
短期的な業績は底打ちしそうで、株価も戻り歩調となっているが、エネルギー構造が根本的に変化する中で、EVを中心とした成長戦略を立てており、固体電解質や潤滑油の開発が骨子となっている。株価は戻り歩調と言っても、この一年で見れば鰻の寝床で横ばいとなっている。企業構造の変化に期待するなら、中長期の買いゾーンといえる