バンダイナムコホールディングスの2021年3月期第2四半期(4-9月)の経常利益は3.2％減の471億円となった。通期は36.7％減の505億円を計画している。各事業で新型コロナウイルスの影響を受けた一方、国内外のトイホビー事業が大人層に向けた商品が人気になったほか、ネットワークコンテンツの主力タイトルなどが好調に推移した。

セグメント別では、トイホビー事業の利益は6.7％増の188億円。「機動戦士ガンダム」のプラモデルやフィギュアが大人層に好調に推移。「仮面ライダー」シリーズ等の定番IP商品も人気となった。

ネットワークエンターテインメント事業の利益は39.1％増の347億円。ワールドワイドに展開する「ドラゴンボール」シリーズや「ワンピース」、国内の「アイドルマスター」シリーズなど主力タイトルが好調に推移した。

リアルエンターテインメント事業の利益は▲80億円(前期は15億円)。国内外のアミューズメント施設の休業で、施設運営や業務用ゲーム機販売が大きな影響を受けた。

バンダイナムコホールディングスの株価は198円高の8191円で推移している。