第一生命ホールディングスの2021年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益は26.9％減の767億円となった。

第一生命グループ別では、第一生命の経常利益は54％減の487億円。金融市場の反転などから金融派生商品損益が大きく悪化した。

第一フロンティア生命は455億円(前期は▲240億円)。債券売却益の増加や前期の損失からの反転などが寄与した。

海外生命保険事業のプロテクティブは▲144億円(前期は174億円)。金利低下や金融市場の影響を受けたリテール事業の悪化が影響した。

2021年3月期の業績予想を発表し、経常利益は63.9％増の3580億円を計画する。前期の第一生命フロンティアの市場価格調整に係る評価性損失等から反転し、大きく改善する見通し。また、下期の営業活動の正常化などを前提とする。

第一生命ホールディングスの株価は33.5円高の1435.5円で推移している。