ＧＭＯインターネットの第1四半期にあたる1ー3月売上は14.6％増の536億円、営業利益は65.7％増の82億円、純利益は11.4％増の22億円となった。インターネットインフラ事業は、決済事業・アクセス事業が好調で、四半期として過去最高となった。ネット金融事業は、外国為替市場や商品先物市場、株価指数のボラティリティが上昇したことで取引量が増加し、これも四半期最高を更新した。暗号資産もボラティティ上昇となったが、事業再構築中のマイニング事業は損失が出ている。

通期予想は開示していないが、第1四半期のロケットスタートで増収増益は疑いない。前期まで12期連続で増収増益を達成しており、1月に早くも全従業員の9割にあたる約4000人を在宅勤務にするなど、経営陣の意志決定も早い。既に年初来高値を更新しているが、伸びしろはありそうだ。