前5月期売上は9.1％増の2023億円、営業利益は11.3％増の623億円、純利益は11.9％増の433億円で着地した。日本オラクルは通期業績予想を売上が1－5％のレンジ、一株あたり利益は305円から315円としており、売上とともに一株あたり利益も338.92円と上振れた。未定としていた期末配当も15円増配の136円とする。

データベース管理ソフトで圧倒的な首位にあり、クラウドサービスも好調に推移している。クラウドデーターセンターは5月に東京に開設しており、今後大阪にも開設することから、今期も業績に追い風となりそうだ。オラクルのソフトは企業の基幹システムに広く利用されているが、基幹システムの自社所有からクラウドへの移行が盛んとなっている。国内にデータセンターがある事が条件となる場合が多く、災害時のバックアップにもなる。今期売上予想は1－5％、一株あたり利益は340円から350円だが、控えめと見られる。日本オラクルの株価は440円高の8310円。