注目銘柄

    AI関連銘柄 「受注好調」「案件の大型化」「翻訳」
    AI関連銘柄は、「受注好調」「案件の大型化」「翻訳」に注目しておきたい。2019年4月~5月に発表された決算関連情報から、AI関連情報をまとめた。

    ブレインパッドは、大量のデータ分析で価値ある情報を抽出する。案件の大型化・長期化や新規受注の積み重ねにより2度目の上方修正を行った。ALBERTは、AI実装の投資が見込まれる自動車、製造、通信・流通、金融を重点に推進。主要プロジェクトの受注好調や案件の大型化で1-3月期の売上高が67.2%増となった。FRONTEOのAIソリューション事業では、19年3月期に人工知能KIBIT製品の導入社数が2.2倍となる営業利益は0.97億円と初の黒字転換。20年3月期は通期黒字幅を拡大する計画をしている。AI関連は「受注好調」「案件の大型化」で高成長が続きそうだ。

    ロゼッタは、AI翻訳「T-400」の開発・販売に拍車をかけ、2020年2月期の営業利益は過去最高の3.38億円以上を計画する。また、音声会話の機械翻訳への参入をテーマとし、ウェアブル翻訳デバイス「T-4PO」のプロトタイプ又は何らかの形で前段階のサービス投入を目指すとしている。さくらインターネットは、国立研究機関のディープラーニング翻訳プロジェクト向け基盤の本格稼働による売上貢献を見込むとしている。AI翻訳市場の拡大とAI翻訳の新商品に期待が集まりそうだ。


    主なAI関連銘柄の2019年4月~5月に発表された決算関連情報をまとめた。

    【ブレインパッド】
    2019年6月期の通期経常利益を7.6億円~9.1億円から11.5億円に上方修正した。18年11月にも上方修正している。案件の大型化・長期化や新規受注の積み重ねにより増収増益となる見通し。


    【ALBERT】
    2019年12月期1-3月の経常利益は5.1%減の0.18億円となった。主要プロジェクトの受注好調や案件の大型化で売上高は67.2%の増収。一方、将来にわたる人員増加やセキュリティ強化に備えて本社移転を1月に実施。費用が増加した。


    【FRONTEO】
    2020年3月期経常利益は34%減の1.16億円を計画する。リーガルテックAI事業では、受注確度向上のため、営業・マーケティングのシニアマネジメント層などを強化。AIソリューション事業では、19年3月期に人工知能KIBIT製品の導入社数が2.2倍となり営業利益は0.97億円と初の黒字転換。20年3月期は通期黒字幅を拡大する計画。


    【ロゼッタ】
    2020年2月期営業利益は過去最高利益の3.38億円以上を計画する。AI翻訳「T-400」の開発・販売に拍車をかける。また、音声会話の機械翻訳への参入をテーマとし、ウェアブル通訳デバイス「T-4PO」のプロトタイプ又は何らかの形での前段階サービスの投入を目指す。


    【さくらインターネット】
    2020年3月期経常利益は21.3%増の4.8億円を計画する。IoT、データ流通、AI市場など成長分野への展開を加速。大口案件では、政府衛生データ案件の継続に加え、前第4四半期から提供を開始した国立研究機関のディープラーニング翻訳プロジェクト向け基盤の本格稼働による売上貢献を見込むとしている。

株式情報更新 (11月23日)


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