窪田製薬ホールディングスは、2018年3月26日、在宅・遠隔医療モニタリングデバイスである超小型モバイルOCT「PBOS」で米国で臨床試験を開始したと発表した。約10人の健常者と約30人のウェット型加齢黄斑変性や糖尿病黄斑浮腫など血管新生を伴う網膜疾患患者を対象に、PBOSデバイスの試作機で網膜の状態を測定し、その精度と解像度を評価する。

高齢化が進む中で、今後はインターネットで在宅や遠隔医療分野が充実することが見込まれる。重度の網膜疾患においては、1カ月あるいは2カ月ごとに繰り返し薬剤を眼内注射で投与することが億、最適なタイミングでの治療の実現が課題となっている。遠隔で網膜の構造や視力の変化を医師が診断できるシステムを確立することで、患者の目の健康維持を目指す。