ノーベル物理学賞候補で重力波が有力視され、岐阜県飛騨市神岡鉱山の大型低温重力波望遠鏡「ＫＡＧＲＡ」が注目されている。東大の小柴昌俊教授や梶田隆章教授が物理学賞を受賞した際には、宇宙から飛来するニュートリノの観測装置（スーパーカミオカンデ）が神岡鉱山の地下空間に設置されたことが注目されたことから、関連銘柄とされているようだ。

全固体電池についても存在感が高まっている。三井金属は電解質だけでなく、正極材、負極材も開発し、全ての部材を供給できることを目標としている。最も重点を置くのは自動車向けだが、太陽光発電や風力発電など過酷な環境で設置されている電池としても実用化する方向。負極材については、黒鉛の代わりにシリコンを材料として開発しているようだ。