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    アーム、チップレットシステムの進化を加速
    アームは、チップレット・システム・アーキテクチャ(CSA)の最初の公開仕様を発表した。60社以上の企業が参画するこの取り組みは、AIワークロードの多様化に対応する次世代半導体設計の標準化を目指すものだ。

    アームが推進するチップレットシステムアーキテクチャ(CSA)は、AI市場における多様なワークロードに対応するための新たなアプローチとして注目を集めている。CSAはチップレットの設計・接続に関する標準を提供し、これまで複雑だったカスタムSoC(システムオンチップ)開発を簡素化。これにより、パフォーマンス向上、消費電力削減、設計コスト削減を同時に実現する。

    チップレットは、特定用途に最適化された小型チップを組み合わせてSoCを構築する技術で、AI分野をはじめとする様々な市場で注目されている。これまでのモノリシックチップに比べて柔軟性が高く、特に生成AIのトレーニングや推論などの負荷が高いワークロードに適している。

    現在、ADTechnology、Alphawave Semi、AMI、Cadence、Jaguar Micro、Kalray、Rebellions、Siemens、Synopsysなど60社以上の企業がCSAに参画。多様なAIワークロードに対応する半導体設計の標準化が進められている。

    また、ADTechnology、Samsung Foundry、Rebellions、アームの4社は、データセンター向け大規模AIトレーニングおよび推論ワークロード用のAI CPUチップレットプラットフォームを共同開発。生成AIワークロードで2〜3倍の効率向上が見込まれるという。

株式情報更新 (1月22日)


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