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2025/1/15 10:31
(7201) 日産自動車 S&Pが格付けアウトルックを「ネガティブ」に変更
S&Pグローバル・レーティングは、(7201)日産自動車とその海外子会社の長期発行体格付けのアウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。長期・短期格付けは「BB+/B」に据え置いた。
この変更は、日産の主力市場である中国や米国を中心にグローバル販売の不振が続く中、業績改善に従来の想定より時間がかかる可能性が高まったためだ。電動化や自動化への多額の投資負担が続く中、業績回復の遅れは財務基盤への下方圧力を高める恐れがある。
日産の自動車部門では、1.3兆円超のネットキャッシュを維持しているものの、2024年4-9月期のフリーキャッシュフローは4,400億円超の赤字となった。S&Pは、2025年3月期の自動車部門のフリーキャッシュフローが4,000億円超の赤字になると予想している。
一方、ホンダとの経営統合が実現すれば、日産の信用力にポジティブな影響をもたらす可能性がある。統合後のグループ連結ベースのEBITDAマージンは6-7%に上昇すると試算されている。
S&Pは、今後3-6カ月程度の間に、自動車部門のフリーキャッシュフローの赤字継続や収益性改善の遅れ、ネットキャッシュの更なる低下、主力市場での競争力低下などが見られた場合、格下げを検討するとしている。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=7201
この変更は、日産の主力市場である中国や米国を中心にグローバル販売の不振が続く中、業績改善に従来の想定より時間がかかる可能性が高まったためだ。電動化や自動化への多額の投資負担が続く中、業績回復の遅れは財務基盤への下方圧力を高める恐れがある。
日産の自動車部門では、1.3兆円超のネットキャッシュを維持しているものの、2024年4-9月期のフリーキャッシュフローは4,400億円超の赤字となった。S&Pは、2025年3月期の自動車部門のフリーキャッシュフローが4,000億円超の赤字になると予想している。
一方、ホンダとの経営統合が実現すれば、日産の信用力にポジティブな影響をもたらす可能性がある。統合後のグループ連結ベースのEBITDAマージンは6-7%に上昇すると試算されている。
S&Pは、今後3-6カ月程度の間に、自動車部門のフリーキャッシュフローの赤字継続や収益性改善の遅れ、ネットキャッシュの更なる低下、主力市場での競争力低下などが見られた場合、格下げを検討するとしている。
https://www.asset-alive.com/tech/code2.php?code=7201