（3696）セレスは、2024年12月期の通期連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想の270億円から276億円に、営業利益は16億円から22億円へと修正され、最終利益は12億円から15億円に増額された。また、期末配当予想も60円に引き上げられた。

モバイルサービス事業「モッピー」において、ポイント付与管理の改善や広告仕入れの見直しが奏功し、売上総利益率が改善。同事業のD2C製品である「ピットソール」や「オイグルト」の好調も利益を押し上げた。また、暗号資産相場の活況により、子会社マーキュリーの損失幅縮小とビットバンクからの持分法利益が貢献している。

業績改善を受け、1株当たりの普通配当を20円増額し40円、記念配当20円と合わせて60円とする方針を発表した。これにより、株主還元を一層強化する。

セレスは、広告事業と暗号資産事業のシナジーを活かし、収益拡大を目指す。