12月のNY連銀製造業景気指数は、前月の31.2からわずか0.2へと急落し、市場予想の9.1を大きく下回った。11月に40ポイント以上の急上昇を記録した後、一転して勢いを失った形だ。しかし低下は予想されており、市場への影響は限定的だった。

ダウ平均は終日小動きとなった。17～18日の米連邦公開市場委員会（FOMC）で0.25%の利下げを決めるとの観測が根強く、もう決まったようなムードさえ漂っている。FOMCを通過すると、クリスマス休暇に突入する海外投資家は多いと見られる。

トランプ次期米大統領は（9984）ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長と共に記者会見し、4年間で1000億ドル（約15兆円）に上るの米投資計画を発表した。少なくとも10万人の雇用創出効果を見込み、人工知能（AI）や新興技術などに資金を投じるという。孫氏は前回から倍増したことに対して、トランプ大統領への信頼の証しと述べた。

ナスダックは史上最高値を更新した。テスラやブロードコムが高く、ナスダック100へ新規採用されたマイクロストラテジーは暗号資産関連でもあり、7％上昇した。除外のスーパーマイクロは急落した。