2025年4月期第2四半期決算は、収益構造の改善により黒字転換を果たした。

売上高は前年同期比6.1%減の54億9400万円となった。一部タイトルのサービス終了により減収となったものの、第1四半期に実施した収益構造の改善やOSHIトークンの継続受領により、営業利益は1億7900万円の黒字となった。前年同期は19億7100万円の赤字だった。経常利益は9億9000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億9900万円と、いずれも黒字に転換した。

モバイルオンラインゲーム事業は、収益構造の改善により営業黒字を達成した。『アスタタ』は9月30日、『誰ガ為のアルケミスト』は11月28日にサービスを終了している。
ブロックチェーン等事業は、OSHIトークンの収益貢献により営業黒字を継続した。一部タイトルの開発中止があったものの、『エルゴスム』のFCTトークンの継続受領やOSHIトークンの価格上昇などにより、経常黒字を維持した。

モバイルオンラインゲーム事業では、IPタイトルの開発に注力し、『ジョジョの奇妙な冒険』などの新作を順次投入する方針だ。ブロックチェーン等事業では、ゲーム開発のパイプラインを見直す一方、金融事業を強化している。ビットコインのステーキングを開始するなど、アセットマネジメント領域の拡大を図っている。