2024年第3四半期の国内総生産（GDP）改定値によると、実質GDPの伸び率は年率換算で2.8%となった。第2四半期の3.0%から若干減速したものの、堅調な成長を維持している。

　実質GDP成長率：年率2.8%（前期比）
　名目GDP：29兆3,500億ドル（約4.7%増）
　個人消費支出（PCE）物価指数：1.5%上昇
　個人所得：1,759億ドル増加
　企業収益：102億ドル減少

第3四半期のGDP成長を牽引したのは、個人消費、輸出、連邦政府支出、および設備投資の増加だ。一方で、在庫投資の減少と住宅投資の落ち込みが成長の足かせとなった。

GDPデフレーターは1.9%上昇し、インフレ圧力が依然として存在していることを示している。PCE物価指数は1.5%上昇、食品とエネルギーを除くコアPCE物価指数は2.1%上昇した。