注目銘柄

    注目銘柄 2024/7/10 06:06
    (4901) 富士フイルム HD 長期発行体格付けを「AA-」から「A+」に1ノッチ引き下げ
    S&Pグローバル・レーティング(S&P)は、富士フイルムホールディングスの長期発行体格付けを「AA-」から「A+」に、短期発行体格付けを「A-1+」から「A-1」にそれぞれ1ノッチ引き下げた。同時に、格付けを「クレジット・ウォッチ」から解除し、アウトルックを「安定的」とした。

    今回の格下げは、富士フイルムホールディングスが今後3年間で、バイオ医薬品製造受託(CDMO)事業を中心とする設備投資をS&Pの従来予想を大幅に上回る規模で実施する可能性が高いことが主な要因である。

    S&Pは、同社が財務レバレッジを活用して成長を追求する経営姿勢を強めることで、事業運営と財務の安定性が従来の高い水準から一定程度低下するとみている。

    一方で、S&Pは、富士フイルムホールディングスが多角化した事業ポートフォリオを維持し、堅調な全社収益力と格付けに見合った財務状況を維持できるとの見通しから、アウトルックを「安定的」としている。

    今回の格下げは、同社の財務戦略に対するS&Pの懸念を反映したものであり、今後の設備投資計画や財務状況の推移が注目される。

株式情報更新 (11月23日)


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