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2024/6/4 07:48
(6810) マクセル 摂氏150度の高温にも耐えられる全固体電池の技術を開発
マクセルは、摂氏150度の高温にも耐えられる全固体電池の技術を開発した。これは従来品に比べ、耐熱性が25度向上したものであり、電極の材料やその配合に工夫を凝らした結果である。この技術は、医療器具の滅菌機器や半導体製造装置、車のタイヤに搭載されるセンサーなど、高温環境での使用を想定している。
現在、マクセルは全固体電池を工場の作業ロボットのセンサーなどに提供しており、より高温での使用を求める声が寄せられていた。そのため、同社は高温での劣化要因を分析し、正極材と固体電解質が接触する部分の化学反応が劣化の原因であることを突き止めた。この発見に基づき、材料とその配合を見直すことで、耐熱性の向上を実現した。
さらに、この新型全固体電池は充放電への耐久性も従来製品と比較して5倍に向上している。高温でも電池の劣化が抑制されることから、電池の交換頻度を減らすことが可能である。
今後、マクセルは顧客の要望を反映しながら、製品化を目指す方針である。高温環境での使用が求められる分野において、今回の技術革新は大きな前進となる。
現在、マクセルは全固体電池を工場の作業ロボットのセンサーなどに提供しており、より高温での使用を求める声が寄せられていた。そのため、同社は高温での劣化要因を分析し、正極材と固体電解質が接触する部分の化学反応が劣化の原因であることを突き止めた。この発見に基づき、材料とその配合を見直すことで、耐熱性の向上を実現した。
さらに、この新型全固体電池は充放電への耐久性も従来製品と比較して5倍に向上している。高温でも電池の劣化が抑制されることから、電池の交換頻度を減らすことが可能である。
今後、マクセルは顧客の要望を反映しながら、製品化を目指す方針である。高温環境での使用が求められる分野において、今回の技術革新は大きな前進となる。