注目銘柄
2024/1/23 09:17
(2413) エムスリー 値頃感による打診買いから突発高狙い
昨年10月以降、11社のアナリストが目標株価を下方修正しており、投資評価を「買い」に据え置いているのは、野村、ゴードルマンなど4社となっている。最近の日経平均上昇で、出遅れグロース株の見直しが指摘されている。市場の論調のほとんどが下げ過ぎの訂正高期待ではあるが、2021年高値の10675円から一貫して下落し、2年間の下落局面を経ている。
足元では、エムスリーは、福利厚生代行大手のベネフィット・ワンに実施中のTOB期間を1月17日から2月15日までに延長すると発表した。第一生命 HDが、1株2123円での対抗TOBを提案し、争奪戦となっているが、期限の延長だけで、有効な対抗策を打ち出せず、エムスリーの敗退は織り込み済みと見られる。
ベネフィット・ワンを1400億円で子会社化し、25年3月期から業績にフル寄与することを想定したシナリオは消失するが、成長力を完全に失ったかと言えば、そうでもない。PERは140倍から30倍まで落ち込んでおり、今後もM&Aによる事業拡大を模索することを勘案すれば、突発高の可能性も秘めている。パラボリックは陽転した。
足元では、エムスリーは、福利厚生代行大手のベネフィット・ワンに実施中のTOB期間を1月17日から2月15日までに延長すると発表した。第一生命 HDが、1株2123円での対抗TOBを提案し、争奪戦となっているが、期限の延長だけで、有効な対抗策を打ち出せず、エムスリーの敗退は織り込み済みと見られる。
ベネフィット・ワンを1400億円で子会社化し、25年3月期から業績にフル寄与することを想定したシナリオは消失するが、成長力を完全に失ったかと言えば、そうでもない。PERは140倍から30倍まで落ち込んでおり、今後もM&Aによる事業拡大を模索することを勘案すれば、突発高の可能性も秘めている。パラボリックは陽転した。