塩野義製薬が開発した新型
コロナウイルス感染症のうち、軽症、中等症の患者を対象とする経口抗ウイルス薬のゾコーバが、処方シェアで5月最終週56.0%となった。4月3日の週までは、日本国内で初めて承認された、新型
コロナウイルス感染症の経口治療薬ラゲブリオがトップシェアだった。
ゾコーバは、12歳以上かつ重症化リスク因子を有していない患者に処方でき、ラゲブリオとパキロビッドは重症化リスク因子を有する患者に処方可能となっている。処方患者の年齢層は、ゾコーバは18歳~40歳未満が多い。ゾコーバは現在、国購入品が多く使用されているものの、今後一般流通品の使用も増えそうだ。