ヤマハ発動機は、アフリカ東部でオートバイ宅配事業を拡大する。インターネット通販商品が対象で、すでにウガンダでサービスを展開、グループ会社のクーリーメイトがアフリカのスタートアップ企業WASSHA（ワッシャ）とともに、東アフリカのタンザニアでバイクを使ったラストマイルデリバリー事業を開始する。WASSHAは、キオスクと呼ばれる小売店を通じて電力サービス事業を展開するスタートアップ企業で、タンザニア、ウガンダ、モザンビーク、コンゴで事業活動を展開している。

タンザニアは人口がおよそ6000万人で、インターネットは整備されており、今後も市場拡大が期待されている。WASSHAが展開するキヨスクでのビジネスと連携することで、荷物の取り置きや、WASSHAがすでに導入しているモバイルマネーによる決済システムも検証する。アフリカ東部3カ国の人口は約1．6億人で、ネット通販が流行の兆しを見せており、自宅への配送が課題となっている。