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2023/1/18 10:36
(7751) キヤノン 世界最高出力の小型テラヘルツデバイスを開発
キヤノンは、従来の約10倍となる世界最高出力の小型テラヘルツデバイスを開発した。テラヘルツ波は、電波と光の中間の周波数(波長)を有し、双方の特性を併せ持つ電磁波で、次世代のセンシングや情報通信などの分野に活用されることが期待されている。X線と異なり、被ばくすることなく物体を透過させることができるため、ボディースキャナーなどのセキュリティ用途では、イベント会場など多くの人が通る入口において、人流を止めることなくセキュリティ対策を行うことが期待される。
テラヘルツ波を発生する装置は、高い出力を確保すると発生装置全体が大きくなることが課題となっていたが、半導体とアンテナを一体集積したアクティブアンテナからテラヘルツ波を放射するため、発生装置において約1000分の1の小型化を実現した。次世代の通信方式とされる6Gの実現に向けても活用が検討されている。5Gで使われる電波よりも周波数が高いため、より高速で大容量の通信が可能になる。
テラヘルツ波を発生する装置は、高い出力を確保すると発生装置全体が大きくなることが課題となっていたが、半導体とアンテナを一体集積したアクティブアンテナからテラヘルツ波を放射するため、発生装置において約1000分の1の小型化を実現した。次世代の通信方式とされる6Gの実現に向けても活用が検討されている。5Gで使われる電波よりも周波数が高いため、より高速で大容量の通信が可能になる。