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2021/10/25 10:41
(3407) 旭化成 グローバル・ヘルスケア・カンパニーへ向けて、M&Aを活用
旭化成は、2019年に米製薬企業のベロキシスを約1432億円で買収し、米国市場での事業展開を強化した。存在感のあるグローバル・ヘルスケア・カンパニーを目指しており、2025年度には売上高6000億円、営業利益800億円を目標に据えている。ヘルスケア領域をマテリアルや住宅に続く「第3の柱」に育てることを念頭に、M&Aの活用を模索している。
旭化成は独自専門チームが、ニッチ領域ながら独自技術を有して成長性のある候補先企業を独自にリストアップしている。ベロキシスの売上は当時43億円程度で、製品は腎移植患者用の免疫抑制剤「エンバーサスXR」のみだった。ただし旭化成は2012年に1800億円を投じて買収したゾール・メディカルの成功体験がある。次に狙うのは、欧州拠点を持つ企業で、旭化成ファーマの製品とベロキシスの導入品の海外展開を進めることで、日米欧3極体制を確立するようだ。
旭化成は独自専門チームが、ニッチ領域ながら独自技術を有して成長性のある候補先企業を独自にリストアップしている。ベロキシスの売上は当時43億円程度で、製品は腎移植患者用の免疫抑制剤「エンバーサスXR」のみだった。ただし旭化成は2012年に1800億円を投じて買収したゾール・メディカルの成功体験がある。次に狙うのは、欧州拠点を持つ企業で、旭化成ファーマの製品とベロキシスの導入品の海外展開を進めることで、日米欧3極体制を確立するようだ。