第一三共は、2021年10月21日、新型
コロナワクチン「DS-5670」の2021年3月に開始した第1/2相
臨床試験で、安全性に問題はなく、中和活性とIgG価の上昇が確認されたと発表した。また、東京大学医科学研究所と行う非臨床研究で、デルタ株を含む
変異株に対する中和活性を誘導することも示したとしている。
今後は、2021年11月に第2相
臨床試験を開始し、2021年度内に第3相
臨床試験を開始、2022年度中の国内実用化を目指す。また、ワクチン既接種者への追加接種ワクチン(ブースター接種)の
臨床試験を2022年1月から開始する計画。
第一三共の株価は0.94%安の2734円で推移している。