日本製鉄は、2021年7月20日、高合金シームレス油井管がエクイール社が欧州北海で主導するCCSプロジェクトに採用されたと発表した。

プロジェクトでは、ノルウェーの都市部や周辺国の工場で発生する排ガスから回収したCO2を、100km沖合の中間貯蔵基地までパイプラインで運搬し、海底した2600mにある貯留層に圧入するサービスの事業化を目指している。

2024年の稼働に向けて着工しており、日本製鉄はこれまでに炭素鋼の油井管を約130本供給している。今回新たに高合金油井管の採用が決定し、2021年10月から供給を開始する。採用本数は約120本。

日本製鉄の株価は0.53％安の1776円で推移している。