注目銘柄
2021/2/26 08:43
(4028) 石原産業 需給が逼迫しているMLCC(積層セラミックコンデンサ)の原料となるチタン酸バリウムに注目
引け新値となった。地味な値動きが続いているが、継続的な買い主体は存在するようで、そろそろ上げ足を速めてもおかしくない。アジア太平洋地域での酸化チタン値上げや、需給が逼迫しているMLCC(積層セラミックコンデンサ)の原料となるチタン酸バリウムのどちらかに注目していると見られる。種類にもよるが、MLCCの単価は1個あたり10円程度から30円程度で、年々下落することが普通だが、今回は値下がりしにくい環境となっている。半導体不足が他の電子部品の奪い合いにも発展しており、石原産業はチタン酸バリウムを子会社の富士チタンで製造し、原料の四塩化チタンは本体で製造するため、増産効果は大きい。